私が読書会を始めたきっかけ

読書感想文は出さない主義でした。笑
正直に言うと、私は昔から本を読むのが苦手でした。
小学生から大学卒業するまで読書感想文の宿題はやっとことがありません。活字を読み始めても3行で眠くなるし、気づけば同じ行を何度も読み返している。漫画だったら夜通し読めるのに、本になるとなぜか急に進まなくなるんです。
そんな私が、まさか読書会を主催するようになるとは思ってもいませんでした。
好きな会社。でも、このままでいいのかな?
大学卒業後、私は調剤薬局の会社に就職しました。
職場の人にも恵まれ、仕事にもやりがいがありました。新卒採用や店舗開発など、さまざまな仕事に挑戦する機会もあり、会社のことは本当に好きでした。
でも、給料はなかなか上がらない。
30歳を目前にして、ふと「このまま同じ働き方を続けていていいのかな?」と考えるようになりました。
何か変えたい。でも、何から始めたらいいのか分からない。
そんなときに興味を持ったのが、自己啓発本やビジネス書でした。
……とはいえ、相変わらず本は読めませんでした。笑

YouTubeの本要約でやった気になってた
本を読むのが苦手なら、YouTubeで勉強すればいい!
そう思って、本の要約動画を見るようになりました。家事をしながら、移動しながら、いわゆる「ながら見」です。
短時間でいろいろな知識が得られるし、そのときは「なるほど!」「勉強になった!」と思うんです。
でも、数日後には「あれ?結局、何の話だったっけ?」となることも。
そして、もう一つ気づいたことがありました。
本の内容は理解したつもりでも、どこか他人事だったんです。
「成功する人はこう考えるらしい」「こういう習慣が大事らしい」と知識は増えていくのに、自分の生活は何も変わっていませんでした。
たまたま参加した読書会が、思った以上に面白かった
そんなとき、知人に誘われて読書会に参加しました。
正直、最初はあまり期待していませんでした。だって、本が苦手ですから笑
でも、参加してみると驚きました。
同じ本の話をしているはずなのに、人によって感じることが全然違うんです。
「私はここが気になりました」「仕事で似たような経験があります」「自分だったらこうするかもしれません」
誰かの話を聞くたびに、自分にはなかった考え方に出会える。そして、いつの間にか本の話が、自分自身の話になっていました。
本を読むことより、本をきっかけに人と話すことが、こんなに面白いなんて。
私にとって、新しい発見でした。

本を読んで終わりじゃない。次は何をする?
さらに面白かったのは、読書会が終わるときです。
「じゃあ、来週までにこれをやってみます!」
そんなふうに、参加者がそれぞれ小さな行動を決めていました。
そして次に会ったときには、「実際にやってみたら、こうなりました!」という話が聞ける。
これが、すごく面白かったんです。
本の内容をどれだけ覚えているかよりも、本をきっかけに自分が何を考えて、何をやってみたか。
私が求めていたのは、こういう学び方だったんだと思いました。

だから「読まなくてもいい読書会」を始めました
読書会に参加して気づいたことがあります。
私の場合、本が読めないことが問題だったわけではなく、知って終わり、聞いて終わりになっていたことが問題だったんです。
もちろん、一人でじっくり本を読む時間も素敵です。でも、誰かと話すことで気づくこともあるし、自分の考えを言葉にすると、頭の中が整理されることもあります。
そして、小さくても何か一つ行動してみる。
そんな読書会を、自分でもつくりたいと思いました。
だからBOOKTREEでは、事前に本を全部読んでいなくても参加できるスタイルを大切にしています。
読めなくてもいい。読まなくてもいい。
大事なのは、本をきっかけに何を考え、何を持ち帰るかだと思っています。
